【仕事】株主とオーナー社長のためにあなたが死ぬ必要はない

日本は大富豪たちに都合がいいように作り変えられてしまった。

このことを知ったのは最近だ。

もっと早く知っておくべきだった。

こういうことこそ、早めに教えておくべきではないだろうか。腹立つ。

真の教育・教養とは、世の中の闇を知って余計なところで力をつかわず、何を大切にすべきかに眼を開くことができるようになされるべきである。

私たちは奴隷であることに気づこう

まず、企業に勤めている人に聞きたい。

会社の指示や上司の言うことを真剣に聞いて、同僚よりも評価されようと必死に売り上げを追いかけ、昼夜を問わず家族も省みず働いているのではないだろうか?

YESと答えた人。即刻そんなことはやめていい。

現在、日本の大企業の売り上げは横ばいで、人的投資も横ばい(むしろ微減)である。

しかし、経常利益は何倍にも伸びていて、株主配当はその伸び率よりも高い。

これが何を意味しているか?

固定資産を売り払ったり借金をしたりして見かけ上の経常利益を上げているのは、それを株主のためにせっせと支払うためである。

従業員の給料や処遇は上げず、投資もせず、挙句は昨今などリストラの嵐にもかかわらず、である。

つまり大企業の従業員は、株主と株を保有するオーナー社長(CEO)のために働き続ける奴隷ということだ。

つまり、エリートだ大企業勤務だなどと、勝ち誇っている阿呆は、自分が目くそ鼻くそなのだということに気づいていない。

ロックフェラー系やロスチャイルド系の大富豪たちの養分になるための奴隷であることに、ホワイトカラーもブルーカラーも変わりはない。

本来仲間であるはずの日本国民同士でランク分けをして、両方奴隷なのに奴隷同士で勝ち組だ負け組だと争っているのである。笑える。腸ねん転を起こしかねない高度なギャグを展開しているのが、今の日本の現状である。

もちろん、国民同士のルサンチマン(恨み・妬み)を煽っているのは、財閥の息のかかったマスメディア。なぜか?本当の敵である自分たちに気づかれたら困るからだ。

つまり、ここまで読んでくれた懸命な読者はお分かりのとおり、現在大企業が掲げているお題目など金儲けを肯定するための建前に過ぎない。

「顧客のため」「患者さんのため」などとは、オーナー社長は露ほども思っていない。

日本人など奴隷のように働いて、外国人オーナーと株主のために苦しんで死ねばいいと思っているのだ。本当にそう思っている。でないと、日本という国家をここまで貶める行動ができるはずがない。

生活が苦しいのは私たちのせいじゃない

根本的に、日本政府もこの動きを助けるための政策しか進めてこなかった。

日本政府は日本の国民を守るために動くべきだが、先ほど話したお金持ちたちの傀儡と化している。

なぜか?

日本政府、特に政治家や内閣府や財務省の官僚は「国民がどうなるか」よりも「選挙や出世レースで他人に勝とうゲーム」のことしか考えていないから。

大企業の社員もそう。「出世レースで他人に勝とうゲーム」のことしか考えていない。

そうして、本当に日本を支えてくれている介護職やフリーランスや中小企業の人たちが貧困で苦しみ、死んでいくことを見て見ない振りをしている。

つまりこの国は地獄である。先進国などではない。もはや金持ちのための植民地、衰退途上国だ。

実際、日本の実質賃金は年々減っている。つまり給料が減っている。

婚姻率が減っているのは、とてもじゃないけどこんな年収じゃ結婚できないってひとが多くなったから。

稼げない若者が結婚できないから、当然出生率は下がる。

子どもが生まれないと、高齢化がさらに進んでいく。

高齢者ばかりになれば生産性は落ち、人口はどんどん減る。人口がいなくなれば需要が増えないので、投資も望めない。市場が拡大しないならマーケットに投資する意味がないから。

そうするとデフレから脱却できない。本当は自国通貨建てで国債を発行できる日本は国債を発行してお金を刷って市場に流通させるべきなのだが、プライマリバランス黒字化という愚かな目標に向かって出世しか考えていない財務省は、国債を刷ろうとしない。

つまり自分の出世のことを考えて、お金を世の中にまわそうとしない。

特に今は、デフレかつコロナ恐慌で多くの人が失業したり自殺したりしている。人がどんどん死んでいるにも関わらず、やれば助かる人が大勢いるのに、やらない。

そんな阿鼻叫喚を生み出している外国人CEOや海外投資家の株主や国内の財閥・政治家は、我関せず。

「市場として魅力がないから投資できないわーwもっと生産性を上げろーww」などと左うちわで好き勝手を言っている。

間接的な殺しが横行している。これに怒らないでいられようか?

私たち日本人は心底バカにされているのだ。

世界から金を生む奴隷扱いされているのだ。

それがこの国の現状だ。

世の中を民主主義的に変えられるはずの政治家は、自分の立場と利権しか考えていない。

大企業に勤めているひとも仕組みに気づかずに出世ゲームに興じて殺人に加担していることに自覚がない。

そういう人に踏みつけにされている人たちは健気にも「なんでこんなに働いているのに苦しいんだろう…わたしたちにちからがないからかな」と国が刷り込んだ「自己責任論」で萎縮する。

まんまと騙されたまま、まともに働きもしない他人に踏みつけにされていることにも気づかないで、自ら命を絶ち死んでいく。

この先にあるのは、日本の滅亡である。終わっている。そしてもはやこれはこのままいけば、ほぼ確実だ。

死ぬほど自分を追い詰めて仕事をしたりしないでいい

絶望してほしくてこういうことを書いているわけではなくって、要は「死ぬほど自分を追い詰めて仕事をしなくてもいい」ということを私は言いたい。

過労死をしたり仕事で失敗して自殺したりする人がいる。そういう人はこのコロナ禍でさらに増えている。

そんなことするのは馬鹿らしいから絶対にやめよう。

何かの事情で働けなくなったとして、当然の権利である生活保護を受けて働かずに生きても、何の恥でもない。そのために国家があり、福祉があるのだから。

「一度落ちてしまったら二度と這い上がれない」と心配になるかもしれない。

しかし、どこに勤めていても何で働いていても、日本国民である限りもはや今誰もが同じ奴隷状態なのだ。残念ながらみんな『負け組』だ。

這い上がる云々ではなく、社会が変わらなきゃもうどのみちみんな同じ末路だ。

大企業に勤めている人も目を覚ましてほしい。

同僚と争っている場合ではない。

自分の家族を含むこの国の人たちのために何ができるのか真剣に考えてやること以外は、マジで適当でいい。

仕事で多少ミスろうが何しようが、大した問題ではない。重要な社内プレゼンとか、夜テレビ見ながら鼻くそほじるのと同じくらいの価値しかない。そう思う私は最近全く力を入れてない。

適当にお茶を濁して、家族とちゃんと時間をつくったほうが何億倍も価値がある。

大企業で出世している人を「すごい」などと崇め奉る必要もない。彼らは会社にとって扱いやすい「奴隷度」が高いというだけ。より良い奴隷としての才能を認められしクズどもだ。「毎日毎日株主への奉仕活動おつかれさまです」とでも心のなかで唱えてほうっておこう。

働くうえで私たちは、自分がやっている仕事のうち「これだけは本当に社会の役に立つ」と信じられることにだけ力を注げば良い。

たとえば製薬会社のMRならば、薬剤の安全性情報の収集や副作用にどう対処するかを医師に伝える業務。そして地域医療に求められているエリア企画や橋渡しを会社の金を使って実現することだ。

薬を無理に売ろうとしたりする必要は全くない。薬の良い話を医師にしてもらう講演会を企画する必要も全くない。

そういう無駄な仕事でストレスを溜める必要など、実は全くなかったのだ。

そして、今はまだ生きていけても、自分たちが馬鹿にしている貧困層に堕ちるのは時間の問題だということに気づかなくてはいけない。

自分が生きている間は良かったとしても、子や孫は地獄を生きることになる。

この地獄でやるべき本当のこと

では、私たちはこのような地獄にあって何をこそすべきなのだろうか?

それは、目先の仕事ではなくちゃんとこの世の役に立つことを見定め実行することである。

具体的に言えば、先ほどお伝えしたように、自分が携わる仕事のなかで社会的意義のある仕事にのみ力を尽くし、真摯に取り組むことがベースになる。

そのうえでやらないといけないことは、ちゃんとこの国のことを考えている人の話を聞き、そういう人の話をちゃんと理解し信じて活動をしてくれる政治家に投票することである。

民主主義国家の国民として当然の権利と義務を果たす。それが最もこの世で有益な活動である。

「ちゃんと考えている人がわかんないんだよ」

「どの政治家が何を考えているのかよくわからないんだよ」

わかる。私もそうだった。政治家はどいつもこいつもハゲたクソだと思って「どれに投票してもどうせ腐ってんだから一緒だろ」と思っていたし、この国のことをちゃんと考えている人のことを「なんか胡散臭い」「批判ばっかりして、なんとなくかっこ悪い」と思っていた。

本当に恥ずかしい。私はそうだった。

そこで、私が思う「ちゃんと世の中のことを考えていて話が分かりやすい人」と、「ちゃんとこの国のことを考えて活動してくれている政治家」を挙げていきたい。

〇ちゃんと世の中のことを考えていて話が分かりやすい人

藤井聡 京都大学大学院教授(レジリエンス実践ユニット長)& 表現者クライテリオン編集長

三橋貴明 経世論研究所 所長

室伏謙一 政策コンサルタント、室伏政策研究室 代表

せやろがいおじさん おもしろくて頭いい芸人のおじさん

亀石倫子 弁護士

風間暁 児童保護司

松本俊彦 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部 部長(兼任) 薬物依存症センター センター長

(敬称略)

〇ちゃんとこの国のことを考えて活動してくれている政治家

あんどう裕(ひろし)衆議院議員(自民党 京都6区 ) =自民党なのにちゃんとMMT理論を理解して消費税減税と反緊縮を掲げている超珍しいまともな政治家。

私が応援したい人たちなので、別にこれらの人が誰にとっても素晴らしいと言い切るつもりはない。

しかしこのような「反骨」の精神を持つ人がいなくなってしまえば国は間違いなく滅びるし、私はそんな日本を娘や次世代を生きる子供たちに渡したくない。そんなことになったら死んでも死にきれない。強力な地縛霊になりそう。

今サラリーマンとしてやっている仕事は、そんなに真面目にしなくていい。どうせめっちゃ金持ちのどっかの誰かに働いた分だけチューチュー吸われるだけだ。

やめよう、そんな不毛なことは。命のほうが大事だし、大切な人と過ごす時間のほうが大事だ。

世の中の価値観が一部の人のために創られたクソのようなものさしだというのは、ここまで読めば明々白々。

こんな世の中で認められることなんて逆に不名誉だ。「世間」に認められるために生きるのがいかに愚かかわかるだろう。

それよりも確かなのはあなたの感覚であり、あなたの大切にしたいものだ。それこそが本当に大切なものだ。

社会的地位や名誉や年収はほんのこれっぽっちもものさしとして信用ならない。

それを心にとめておくだけで、精神疾患や依存症で苦しむ人はずいぶん減る気がする。

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