【働き方改革】新型コロナウイルスで浮き彫りになった日本人の「仕事依存症」

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの会社では在宅勤務を推奨されているにも関わらず、出社することをやめられない、経済を最優先して状況を冷静にみられない、そんなひとがいますよね。

なんとなく、気持ちわかります。

なぜなのか?

少し考えてみました。

仕事に依存しているのではないか?

仕事依存症チェックプログラム というものがあります。

ちなみにこのチェックプログラムを監修しているかすみがうらクリニックの副院長、猪野亜朗先生は、アルコール依存症治療の最前線を歩かれる医師のお一人で、アディクションについてはスペシャリストであらせられます。

以下の質問にYES,NOで答えてください。

  1. 部下や同僚に任せた仕事でも,自分が全て目を通さないと気がすまない
  2. いつも仕事の期限に追われている
  3. 家に仕事を持って帰ることが多い
  4. 休日でも仕事のことを考える
  5. 休暇中も職場のことが気になって,職場に顔を出したくなる
  6. 大事な予定が入っていても,残業を断れない
  7. 同僚がみんな帰っても,残業を続けることがある
  8. 有給休暇をほとんど消化していない
  9. 仕事中に邪魔が入ると非常にイライラする
  10. 仕事の相手が時間に遅れると非常にイライラする
  11. 昼食をとりながら仕事をすることが多い
  12. 電話が鳴ると真っ先にとろうとする
  13. 会議などのテンポがのろいと非常にイライラする
  14. 職場では仕事以外の話をほとんどしない
  15. 職場の花や壁の飾りなどに興味がない
  16. 同僚の服装やおしゃれにはほとんど興味がない
  17. 仕事中はいつも早足で歩く
  18. 時計を持っていないと落ち着かない
  19. 通勤中はたいてい仕事のことを考えている
  20. 仕事中はほとんど息抜きをしない
  21. 仕事中にいれてもらったお茶を飲み忘れて,気がつくと冷めていることが多い
  22. 今取り組んでいる仕事が終わる前に次の仕事を考えている
  23. 自分にほんの少しの失敗があっても,一日中気になる
  24. 職場を離れた同僚や部下とのつき合いでも,必ず仕事の話になる
  25. 同僚や部下が自分の思い通りに動かないと,かんしゃくを起こす
  26. 同僚や部下のミスでも,自分が責任を感じる
  27. 仕事を引き受けるかと聞かれると,「やりたいか」ではなく「やるべきか」と考える
  28. 仕事で同僚に後れをとっていると考えると,いてもたってもいられない
  29. 他のスタッフは仕事の手を抜いていると思う
  30. 仕事はプロセスよりも結果が問題だと思う

現代の日本人は、仕事に没頭し仕事の中にしか自分の存在価値を見つけられないという不健康な状態になりがちです。

「会社のため」「家族のため」という大義名分のもと,自分自身を追いこんでいませんか?

このチェックプログラムは三重県立高茶屋病院(当時)・猪野亜朗医師によるものです。

手遅れになる前に対策を立てましょう。

うわ…、めっちゃ当てはまります。

ていうか全部YESでした。(白目)

皆さんはいかがでしたか?

仕事依存症だった人は、どうしたらいいのか?

仕事依存症から回復する方法

  • 仕事中心の生き方を改めることに対して無力であり,日々の生活が空疎なものになってきたことを認める
  • 今までの生き方に無理があったことを認め,この世には富や名誉以上に大事なものがあることを認める
  • 今までの生き方を支えてきた意志の力への信仰をやめ,他人の評価を恐れることなく,あるがままの自分を受け入れる
  • あるがままの自分を発見するために今までの生き方を点検し,両親との関係から始まる人間関係を見直す
  • あるがままの自分とは隔たった自分をなぜ演じてきたかを理解する
  • 虚構の自分の衣装の下に隠れていた本来の自分の存在を実感し,この”もうひとりの自分”と和解しようと思う
  • 今までの生き方の誤りが、本来の自分を見失い、傷つけ、成長の最後の段階を踏み損なったことを理解する
  • 今までの生活の中で抑圧してきた本来の自分をいたわり、その言い分に耳を傾ける
  • 傷つけてしまった自分以外の人々に対して、謙虚に謝罪し、機会があれば、できる範囲でつぐないをする
  • 生き方の点検を続け、新たに気づいた無理な生き方は勇気をもって変える
  • あるがままの自分を実感し、自分の命の自然な流れがどの方向へ向かっているかを理解する

まさに、依存症やアダルトチルドレンの回復のために取り組む「12ステップ・プログラム」そのものですね。

私が仕事に依存しているわけない、と思う人へ

在宅勤務で家にいづらくはありませんか?

これが分水嶺になる気がしています。

なぜなら、仕事依存症になることで家庭に弊害が出ている客観的な事実だからです。

認めたくないけど、しわ寄せが来てるんですね。家庭の不和として。

新型コロナウイルス騒動で見えてきた日本人の闇

在宅勤務が推奨されて、まず上がったのは既婚女性の悲鳴でした。

「家にいるのに家事育児を手伝わない」

「在宅勤務とか言って暇そうに座ってる」

その後、既婚男性からも悲鳴が上がりました。

「家にいたら仕事にならない」

「仕事中なのに子どもや妻に暇だと思われ何もしていないと咎められる」

これは、割と身近に起こっていて、私の会社の人々(特に男性ばかり)は、少なくない人が少し前まで意味もなく会社に来ているのでした。

緊急事態宣言が全国展開されてからは、原則禁止になり、姿は見えなくなりましたが、私を含め、日本のサラリーマンは仕事依存症になるほど追い詰められているのだと思います。

好きで依存症になる人は、いません。あんな辛い病気、なりたくてなる人はいない。

生きづらいから、なるのだと思います。

それは、特に日本人男性のジェンダーロールであり、成果を常に求められる社会で認められなくては生きていけないサバイバルレースを生きてきたからです。

『成果出そうレース』。

生まれた時からこのレースに参加させられ、成果でしか評価されなかったから、自分の生きがいやあるがままの姿を受け入れられなくなり、合理的で効率的な『デキる男』を目指さなくてはならなくなりました。

本当は目指したいものは別にあったのに、忘れ去ってしまったのでしょう。

今このタイミングは、自分を見つめ直すチャンスでもあります。

仕事ばかりになって成果でしか満たされない、そんなのつらいですよね。

別の穏やかな幸せが、きっと見つかります。

私たちは、今までほんとうによく頑張ってきた。

成果が出ても出なくても、あなたも私も本当は仕事以外の価値を持っているのだと、同じ仕事依存症になって苦しんでいる人の、ありのままの姿を褒め称えたいと思います。

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