【仕事】営業は営業したら負けなんで(鷹嶺ルイ)

最近観たこの動画、おもしろかった。

とても丁寧に相談に答えていて、優秀な方なんだなと感じた。

多くに人に参考になる内容だったと感じたので、個人的にまとめてみる。

「鷹嶺ルイ」って誰?

ホロライブというVtuber事務所に所属している人で、もともとブラック企業に勤めていた経験がある。

通常、同業他社で30軒くらいの取引先担当数が相場の業界で、何倍ももたされてクレーム対応も任されてしまい、一時は常に胃が壊れた状態で生活していたとのこと。

始発で出勤して終電で帰り、家でも残業して2~3時間寝たらもう始発の時間・・・というような苛酷な時代を生き抜いてきただけあって、話に説得力がある。

鷹嶺ルイ先生のお話は大きく分けて3つ。

①営業・伝え方について

②人間関係について

③セルフコントロールについて

では、さっそくひとつひとつルイ先生のアドバイスを見てみよう。

①営業・伝え方について

営業は営業したら負けというのは本当にそうで、売れない人ほど売ろうとしてしまう。

売りたいのはこちらのエゴ。

顧客に寄り添い、その人にとって役立つ必要なものだと気づいてもらったからこそ、買いたいと思ってくれて、結果として売れるのである。

自分が良いと思っていて、この人にもそうなんじゃないか?と思うから勧められるわけで、自分が欲しくもないようなものを勧めることができないように、そういうものは売るのが困難で、売れているとしてもストレスがハンパではない。

そういう場合ルイ先生は、早めの転職をお勧めしている。

ルイ先生が好きじゃないタイプの営業、という話題のなかで出てきた重要なキーワード。

「勝手に人の気持ちを語る営業」。

これめっちゃくちゃ多い。マジで巷にあふれている。

とにかく相手のニーズを勝手に決めつけて、購入を強要しようとするのだが、それはただの迷惑である。嫌がられるに決まってる。

また、そのニーズを口に出させようとあからさまに誘導尋問しようとするのも、これと同じようなものだ。

結論ありきで質問してこちらに都合の良い回答を引き出そうとするのなら、結局他人の気持ちや願いには全く耳を貸していないのと同じ。人の話を聞いているようで聞いていない。

本心から出てくる言葉を確認するために質問するのであり、自分の質問に本心で答えてもらえるためには、その人にとって誠実で信頼してもらえるような人でなくてはならない。

信用はカネでは買えない。

それに通じるのだが、社内であっても相手を思いやること、それは相手の時間を大切にする意味で分かりやすい伝え方をするのが大切だ、というお話もされている。

・カテゴリに分けてあらかじめ伝える

・結論から言う

これは本当に大事な2要素で、これに気をつけるだけで、相手にとっては話を聞くとき負担が相当少なくなる。

伝わり理解してもらえるので、相手はその後の行動がしやすい。だから結果が出る。

②人間関係について

職場の悩み、退職の理由の第1位はいつも「職場の人間関係」である。

特に上司との人間関係に悩む人は、いつの時代もどこにいても絶えることはない。

2つ目が特に大事だ。

こちらの思い込みで、何となく伝えにくいと思っていたけど、話してみたら理解してくれた。そんなことは往々にしてある。

私は話してみて理解してもらえないようだったらスッパリ諦めて距離を取るタイプだが、わりと話を聞いてもらうと理解してくれるケースがある。

その人の表情や印象などの先入観で、こちらがつくってしまった壁が障害になっているなんてもったいない。

勇気を持つことが、誤解を解くきっかけになる。

ホウレンソウは私もとても苦労した。

新入社員の頃、何を言わないといけないのか、何を言わなくていいのか、全くわからなかった。

報連相をしろと言われて逐一報告していたら「そんなつまらないことでいちいち話しかけてくるな」と言われるし、それなら重要なことだけ…と話していないと「なんで前もって言ってくれなかったんだ」と言われる。その繰り返しだった。

その繰り返しのなかでだんだんわかってきたのは、「自分以外の人の作業・最終的な着地に影響があるかもしれないこと」が「重要なこと」であり報連相すべきことだということだ。

報連相をしろというのは、自分以外の誰か影響があるかもしれないことがあったら話してほしいということだった。そう言ってほしかった。

つまり、言いづらいこと、というのは、悪い意味で結果に影響が出るかもしれないとわかっているから、言いづらく感じている。ということは、影響が出るかもしれないと自覚している時点で報連相の対象になる。「悪いことほど早めに報告」しなくてはならないのはそのためだ。

途中にミスがあろうが予定変更があろうが組織としては「最終的に勝てばよかろうなのだァ~!」なので、帳尻が合えば問題ないし、少し違った結果になっても誤差が少ないほうがいい。

だから修正可能な初期のうちに言われたほうが組織としては助かる。

逆に言えば、問題を抱え込む人はリスクを抱え込むということなので、計算可能性が低くなる。

組織としては仕事を任せることそのものがリスクと認識されるので、社員としての信頼は失われていく。

だから、評価を下げたくなくて言いにくいことを抱えるよりも、むしろ積極的に悪いことほど報連相しておいたほうが信頼されるし評価される。

社内でキャリアアップするためにも好かれよう、嫌われないようにしよう、と意気込む人はどの年代にも存在する。

しかしそんなことは必要ない。

どんな人とも仲良くできるはずがない。人はそれぞれ個性を持っていて、その人らしく生きている限り合わない人は必ず存在する。

それを我慢してヘコヘコしたりキョロキョロしたりしていると、心が腐っていく。やめといたほうがいい。

基本的にはビジネスライクに対応しておけば問題ない、というのは、私もまったく同じ意見。

むしろあまり深い付き合いをしたくない。金が絡むと人付き合いはだいたい醜いものになるから、わざわざ深めたいとは思わない。

私も人を頼るのが苦手だ。

なぜなら不確実性が増す気がするからだ。

これはコントロール欲求の裏返しで、結果にこだわっているときにこうなる。

自分のできることというのは限られている。時間も有限だ。

同じ目的のために集まっている職場の人間は、仲間だから、頼るために存在してる。

遠慮なく頼ろう。

これめちゃくちゃ笑った。

休憩まで他人に気を遣っていたら、疲れちゃうよ。休もう。

③セルフコントロールについて

少し②の人間関係にも重なるが、自分の承認欲求のコントロールという意味でこちらにカテゴライズした質問である。

早く出世したいという人もいるだろう。

そんな人にはこのアドバイスを心に刻んでほしい。

焦ってもいいことはない。ひとつひとつ着実に力にしていくのが、遠回りしているようで、実は最短距離である。

その組織が健全で審美眼のある組織なら、普通にしていればおのずと輝きを見出してくる。

無理に装飾しようというのは、自分に自信がないことの現れであって、虚飾を評価されて期待されたとしても、自分のキャパを超えていて期待を裏切ったりするから、結局お互いのためにならない。

私も寝坊にはとても悩んだ。

私はアルコール依存症真っ只中のときは、毎日ワイン2本飲んで寝ていた、というか気絶していたので、どうしても起きられなかった。

上司に馬鹿にされ続けてぶちギレ「定刻起床装置 個人簡易型 (SAC-5A型)」というクソ高い(10万円)JR乗務員が使う目覚ましをつかったりしていた。

モーニングコールサービスを頼ったらよかったなぁ、と思った。

まあ結果的に睡眠障害(REM睡眠行動障害)もあったし、そもそもアルコール依存症の底付きのために必要なことだったので、どうしても起きられないときは何かが病んでいるから、病院にかかったほうがいいよ。

まとめ

鷹嶺ルイさんは、他にも様々なおもしろい動画を投稿していて、これ以外にもぜひ観てみてほしい。『アウトラスト』というホラゲ実況で伝説を残していることで有名。(笑)

随所に高い知性が垣間見えるし、社会人としてしっかり生きてきたからか、話し方がちゃんとしていて聞きやすい。英語もタイ語も話せるので、語学に興味がある人も知っておいたほうがいい人のひとり。

あとセクシーでかわいい。

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