【出産】妻の壮絶出産レポ① ~前駆陣痛はどのくらい痛いのか~

こんにちは、ちあき です。

12月25日のクリスマス、妻が長女を産んでくれました。

同僚や先輩の赤ちゃんの写真を見ても、正直「サルみたい」と思っていましたが社交辞令で「かわいいですね」と言っていました。

が、

我が子を見た瞬間、価値観が変わりました。

動きといい、表情といい、かわいいですね、本当に。今までみんなが他人の赤ちゃんを見て「かわいいね」と言っているのが本心だとわかりました。赤ちゃんは自分では生きていけない分、面倒を見てもらえるように接するものをメロメロにさせる力を持っているんだな、と今なら思います。

そんな我が子でしたが、妻は前駆陣痛がとても長く、出産まで3日間寝られず、苦しみました。その過程を振り返り、レポートすることで、初産に臨む妊婦さんとその旦那さんの皆さんの参考になれば、と思います。

12/21~22 生理痛のチョイ痛くらいの「前駆陣痛」

妻が、「陣痛きたかも」と言い出したのは、21日の夜9時くらいのことでした。

夜から朝にかけて、おなかの中でもよく動く子でしたが、痛みも同じ時間帯に発生しやすいようです。

妻によると、今振り返れば「本陣痛の40%くらいの痛み」で、生理痛が「ちょっといつもより痛いなこれ」くらいの痛さだったそうです。なんとなく痛いけど、本陣痛は腰が砕けるくらい痛い、と聞いていた私たちは、「まだこれは本陣痛ではないだろう」と思い、その日は病院にもいかずそのまま過ごしました。

12/22~23 寝れないぐらいの「前駆陣痛」を本陣痛と勘違い

しかし、翌22日の夜の痛さは一味違いました。

妻は元々痛みに強く、「痛い」いう単語を発しないタイプで、私が呻いて痛がるような関節痛を伴う高熱でも全然弱音を吐きません。

その妻が、夜9時ごろ一緒に横になっていると、10分に1回1分程度の「結構痛い」痛みの波がくるというのです。痛みのレベルとしては、本陣痛の60%くらい。

最近は痛みのカウントをスマホのアプリで計測できます。

しかし、これが意外に曲者で、「カウントしてしまうと意識してしまう」という落とし穴に二人でハマってしまいました。カウント始めたことにより、そろそろ来るかも、と痛みに集中してしまったと妻はいいます。それにより痛みが気になり満足に寝られず、翌23日の朝9時ごろに一度耐えきれず病院に行きました。

しかし、病院を追い返されました。

「まだ子宮口が1cmしか開いていませんが。先週の妊婦健診のときと全然変わらなんで、帰ってください。ていうか本当に痛いん?」

とムカつく物言いをする不愛想な女医さんに鼻で笑われ、夫婦で怒りにめらめらと燃えました。

「痛いか?だと?こっちは寝れないほど痛いから来とんねんボケ」と思いましたね。笑

その出来事でキレた私たちは、「おう、そんなら気絶するほど痛くなってからいってやらぁコノヤロウ!!」と腹を括りました。(笑)

12/23~24 2日目の寝られない「前駆陣痛」の夜

しかし、その夜もめっちゃ痛かったそうで、本陣痛の70%くらいの痛みが10分ごとに襲ってきてしまい、ろくに寝られませんでした。

旦那の私もそのたびに背中をさすり、二人して寝たんだか寝てないんだかわからない2回目の夜を過ごしました。結構この時点でふたりとも疲労感満載でした。

これを見ている妊娠中の奥様の旦那さん、横で痛みに苦しんでいる妻の横では寝られないことを覚悟しましょう。妻が横で痛みに苦しんでいるのに自分だけ寝るのは結構難しいです。安心できるように手を握っていたのですが「妻にこんなに握力あったんだ」っていうくらい本気の腕力を体感します。

基本的に私たちは何もできません。超・無力です。痛みを代わってあげられない男ができることは、背中をさすることと、手を握ることと、「つらいね」「しんどいね」などと共感する言葉をかけること、の3つくらいです。

でも、それを産まれるまで全力でやることが、妻が安心して出産でき、出産後も「あのときは一緒に戦ってくれてありがとう」と言ってもらえる唯一の道かもしれません。

気合の入れどころです。

まとめ:前駆陣痛は人によっては本陣痛の60~70%くらいの痛さである

というわけで、私たち夫婦は強烈な「前駆陣痛」に翻弄されました。

前駆陣痛は意外に痛くて、眠れないくらいで「相当痛いな」と思っても、そこからさらに3~4割増しで痛くなるのが本陣痛だと言えるでしょう。

ただ、痛みの感じ方には個人差がありますので、耐えられないと思ったら迷わず病院に連絡しましょう。

また、早めに陣痛間隔を測りすぎると、そればかり気になってしまい、睡眠不足になりやすいということがわかりました。睡眠不足になって体力を消耗してしまうと、いざ出産というときに本陣痛がきてから陣痛が長引き苦しむことになります。

次回、本陣痛と出産編です。

では、また!

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